AnnaNiponicaができるまで・・・



リメイク着物AnnaNiponicaのHP(http://www.annaniponica.com/)は、今年で2周年を迎えますが、ブランド自体は2002年に設立しました。

設立当時、私は京都にある大学に入学したばかりで、滋賀県に住んでいました。
その時の趣味は、京都の東寺で毎月21日に開かれる、弘法市に行く事。弘法市には夜店のような食べ物や、京都らしいアンティークの品々、そして一日中見ていても飽きないくらいの着物、着物、着物!!!

交渉次第で値引きもしてくれるので、学生だから・・・とお願いをして、柄の気に入った正絹の黒留袖を1枚購入しました。5,000円が3,000円まで下げてもらって、家まで帰ったのですが・・・黒留袖を着る機会は無いなぁ・・・とクローゼットに閉まったまま1ヶ月ほどそのままにしておきました。

2007年までAnnaNiponicaのカジュアルラインを担当していた祖母の家は、私の実家から徒歩20分くらいのところにあります。祖母というよりも仲の良い友達、という関係なので、その当時は週に1度は話をしに行きました。たまたまその黒留袖の事を祖母に話していると、”着物として着る機会はあまりないだろうから、ドレスにしてみたらどう?”とのこと。

ドレス・・・
黒留袖をドレスにしたらどんな感じになるんだろう・・・
考え始めるとどんどんイメージが膨らんでいって、結局次の週に黒留袖を預けて、ドレスにリメイクしてもらう事にしました。1週間ほどでドレスは完成して、試着をしてみると・・・エキゾチックで可愛い!

着物としてみていた時の、一番可愛い部分(着物前身頃の柄)がドレスの前身頃にきていて、豪華でそれでいてとても神秘的なドレス・・・そして何より世界でたった1枚の私だけのドレス・・・というところに惹かれました。

それからというもの、21日は必ず東寺に通うようになり、ドレスの数も増えていきました。
その頃部屋の整理をするために、YAHOOオークションでいろいろな物を売っている時に、”一度この着物ドレスがどれくらいの人に可愛いと思ってもらえるのかを見てみたい・・・”と思い、祖母に話して1枚出品してみました。

黒留袖ではなく、可愛らしい桜の柄の付け下げ。これを9号のVネックドレスにしました。
スタート価格は3,000円、7日後に終了と設定。
次の日起きてみると・・・びっくり!
3,000円だったスタート価格は、7,000円にまで上がっていました。結局そのまま値段はどんどん上がり、7日後の終了時には3万円を超えていました。

ウォッチリストに登録して下さった方の数は50名近く、ご覧下さった数は500名を超えていました。これだけの方が着物ドレスに興味を持っておられるんだ・・・と驚いたと共に、本当に着たい!と思うような着物ドレス作りをしてみたい・・・と思うようになりました。

ここ数年、着物からのリメイク商品は数え切れないくらい沢山売り出されていますが、その中で本当に洋服として(リメイク品としてでは無く、ジーンズやフォーマルドレスのように、”洋服”として着ているスタイリッシュなものとして)完成度の高いリメイク品は少ないと思います。年齢層が高かったり、流行からかけ離れたもったりとしたデザインだったり・・・

自分が着たい、と思うドレスをデザインしていこうと思い、ブランドを設立しました。
ブランド名はかなり迷いましたが、結局自分の名前(Anna)と長年ポルトガルに住んでいた思い出として、ポルトガル語でニッポン(Niponica)という2つの単語を組み合わせて、AnnaNiponica(アンナニッポニカ)と名付けました。

設立当時は代表者の私、祖母、そして母の3人で仕事をしていました。
私が着物の買い付けとドレス販売、発送や事務作業を担当して、祖母と母はドレス製作をしていました。2年後の2004年からはプロの縫い手を迎えて、フォーマルラインを立ち上げました。その2年後の2006年にはHPを立ち上げ、今年2008年には皆様のお陰でHP2周年を迎えました。

ブランド設立当時に販売していた懐かしいドレス画像が見つかったので、掲載しておきます。






黒留袖からリメイクした、チャイナドレスにお揃いのショール。手作業でビーズが付いています。
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こちらは古典(アンティーク)柄の黒留袖です。
古典柄は年代物で、色褪せやヤケが多く、生地も非常に薄いものが多いので、裏地で補強しながら作った事を覚えています。

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個人的に大好きな柄です。
総柄の羽織から作った膝丈のホルターネックドレスには、お揃いのミニバッグを付けました。着物ドレスは着物の柄ひとつで、ガラっと印象が変わるので作っていて楽しいです。

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